トレーニングと治療の隙間を埋める。第一線で活躍するアスリートだけではなく、育成年代にも整えることの大切さと身体の知識を伝えることで、スポーツ界での信頼が深まっています。
スポーツの現場で
新体操の動作云々の前に、きちんと立つことができない選手がいます。正しく立てなければ、いい演技はできません。最初は筋肉の不足が原因かと思っていました。しかし、本当の理由は練習のし過ぎで筋肉が石のように固まっていたからでした。これでは身体の故障にもつながってしまいます。使い過ぎている筋肉の疲れや緊張を取り除き、使えていない筋肉を使うことで身体のバランスを整える。コンディショニングを取り入れることが選手の勝利と引退後の後遺症がない人生につながると強く信じています。
NCA参与 秋山 エリカ
東京女子体育大学教授、新体操部コーチ
(財)日本体操協会新体操ナショナル強化スタッフ、日本新体操連盟理事
1984年ロサンゼルス大会、1988年ソウル大会、オリンピック新体操日本代表
選手自身が身体への意識を高め、知識を深めていくことはチームとしても選手の特徴を把握することができ、成長やパフォーマンスアップに導けます。
また、下部リーグはトレーニング施設も含め環境が十分とは言えないので、セルフででき自己の状態を整えることができるコンディショニングは大きな力となります。
[FC今治 オプティマイゼーション事業部長 高司 裕也 様]
NCAのPCT資格を生かし、両角友佑選手を始め、日本を代表する選手達をコンディショニングでサポート。同じ姿勢や動作でアンバランスになりがちな身体を整えることでコンディションを安定させています。
さらに、コアトレで軸づくりを行うことで、正確なプレーを繰り返し行えるための再現性を高めています。
[SC軽井沢クラブ 所属トレーナー 近藤 加奈子 様]
中長距離は走り込まなければ結果の出にくい競技。ケガやコンディションのつくり方で悩むジュニア選手を救うべく、U20(日本陸上競技連盟が選ぶ20歳未満の有望選手)の合宿では有吉会長に指導を依頼。アンバランスになりがちな中長距離選手の身体を改善し、走りの質向上に役立てています。
[日本陸上競技連盟U 20強化育成部副部長 荻原 知紀 様]
理想の動きは正しい呼吸や姿勢から生まれます。コンディショニングは動きの土台を築くもの。
また、ケガをしては積み重ねたものが無駄に。選手がセルフでできること、そしてトレーナーがコンタクトスキルによっていち早く選手の状態を把握できることは大きな強みです。
[森永製菓株式会社トレーニングラボ 永代 優仁 様]