夏は熱中症など暑さ対策が必要ですが、湿度の高さにも注意を払わないといけません。中医学に〝湿を嫌い燥を好む〞という言葉があるように、消化吸収をコントロールする「脾」が湿(湿気)に弱いとされ、昔から胃腸にトラブルが起きやすい季節だと言われています。
胃腸は飲食物を吸収する臓器ですので、不調が起きると、体力や免疫力の低下に。夏バテ防止だけでなく秋から冬にかけて風邪を引かない身体をつくるためにも胃腸のケアが大切です。
冷たいものや生ものは湿が溜まりやすく、 胃腸の働きを弱めます。 暑いからと言って冷やし中華やそうめん、 アイスクリーム、 コールドドリンクなどを摂り過ぎてしまわないよう気をつけましょう。
また、 しっかりと咀嚼することも大切です。 時間のない時など早食いになりがちですが、 食べ方を改めてみることも良いでしょう。
さらに、 食材の力を味方につけることが肝要です。 特に栄養素を吸収する役割を担う腸を整えることが大事。 腸内環境はまさに健康の源です。 キャベツや大根、 発酵食品など、 上記のオススメ食材はどれも献立に取り入れやすいものばかりですのでぜひご活用ください。