うららかな陽気が気持ちにの良い季節ですが、実は春は心身ともに不安定になる時季。 中医学では「肝」が高まりやすいと言われます。 肝は、血液の貯蔵・分配・解毒の他に、目や筋肉、情緒のコントロールなど、 役割が広範囲。春の陽気に刺激され肝気がのぼり過ぎると、不眠症や情緒不安、イライラを引き起こします。
適度な運動はもちろんのこと、好きな香りや音楽に包まれてリラックスするなど、ストレスを溜めないことが何よりも肝要です。
春に旬を迎える食材には肝を健やかにするものが多くあります。クレソン、フキなどの山菜はストレスを解消。アサリやハマグリなど海の恵みは血を活性。季節の味覚を取り入れることが、春の養生になるのです。
肝は血液の循環によって筋肉や腱、筋膜、靭帯など身体全体に栄養を送り届ける役回り。肝の低下は運動能力の低下につながり、アスリートやランナーなどポーツ愛好家にとって忌々のスポーツ愛好家にとって忌々しき状態に。日常生活においても眩暈や痺れ、痙攣、月経不順を引き起こす恐れがあり、見過ごせません。
下記のオススメ食材やお弁当を参考に、ぜひ食養生を心がけてください。